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NO。99 完全失業者  (2003.9.22)
 
  総務省統計局「7月労働力調査(8月29日発表)れば、「完全失業者数」は全国で342万人前年同月と比べ10万人減少、2ヶ月連続の減少とのことです。減少の理由は、自己都合の退職が減少したことによります。
 
「完全失業率」は5.3%で前月と同率、男性は5.5%・女性は4.9%との結果です。「完全失業率」は完全失業者÷労働力人口(15歳以上人口のうち、就業者と完全失業者を合せたもの)で算出されます。
 「完全失業者」とは、@仕事がなく、A仕事があればすぐ就くことができ、B仕事を探す活動をしている、の3つの条件を満たす者を言い、仕事を探し始めた理由(求職理由)により次の6つ、@定年等、A勤め先都合、B自己都合、C学卒未就職、D新たに収入が必要、Eその他、に区分されています。
 「勤め先都合」とは、勤め先や事業の都合(倒産・人員整理等)で前の仕事をやめたため仕事を探し始めた者、また「自己都合」とは自分または家族の都合で前の仕事をやめたために仕事を探し始めた者を夫々指します。
 調査結果によれば、
「勤め先都合による失業者」は111万人、「自己都合による失業者」は103万人と夫々30%前後の高い水準になっています。

 
一方、7月の求職者1人当りの求人割合を示す「有効求人倍率」は0.62倍と厚生労働省は発表しています。「有効求人倍率」は有効求人数(ハローワークにおいて前月からの求人数とその月のうちに受け付けた新規求人数)÷有効求職者数(ハローワークにおいて前月からの求職者数とその月のうちに受け付けた新規求職者数)で算出されます。
 
 長引く不況により失業者は急増しています。わが国の雇用情勢はかって経験をしたことのない厳しい状況です。ところが約350万人の失業者のうち、いわゆる需要不足による失業は約25%であり、残りの75%・250万人はいわゆる「雇用のミスマッチ(不適合)」によるものと言われています。求人者と求職者の求める条件が合わないためにミスマッチは発生しているといわれ、過去の経験職種にこだわりすぎて他の職種に目が向かない、前職での所得に固執して賃金ダウンでの再就職を躊躇するなどがミスマッチの大きな理由でもあるようです。過去のこだわりはちょっと横に置いておき、新しいスタート点に立っているのだとの考えで再就職を目指すことも大切ではと言われます。
 
 
まもなく29日には「8月の労働力調査」の結果が発表されます。厳しさはまだまだ続くのでしょうか?


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