HOME  FPとは? コラム プロフィールとFP倶楽部  講演と執筆
福井から情報発信! ウイークリーおもしろコラムは如何ですか?なんとしても1年は継続します。ご意見お寄せください。

 NPO法人 日本FP協会会員
 ファイナンシャルプランナー
             
CFP® 認定者
ご意見、ご感想はこちらまで→
NO。97 もし住宅ローンが返済できないとき  (2003.9.8)
 
 福井新聞の新情報誌「おとな日・9月7日号」/「悠々マネー塾:幸せのツクリカタ」 より転載
 *福井新聞が新情報誌「おとな日」を毎月第1日曜日に発刊します。
  私が代表を務めますファイナンシャル・プランナーのネットワーク「水仙スタディグループ」が
  悠々マネー塾を共同執筆しています。
  

 長年の夢だったマイホーム。ローンの借入先として住宅金融公庫を利用した会社員、Sさん。

家も完成し夢の新生活が始ったのですが・・・。勤務先の業績が思わしくなく、リストラ、収入減の心配も出てきました。配偶者特別控除もなくなるなどの話も耳にし、ローンの返済に不安を感じ始めています。そんな悩みをお持ちの方のために今回は、マイホームを手に入れた後のローン返済のお話です。

まず、検討すべきは「借り換え」と「繰り上げ返済」。比較的簡単な手続きで、返済金額を減らす方法です。金利が史上最低といわれる時代ですから、数年前に組んだローンでも、さらに有利な条件での返済方法がないか、借入先の金融機関と検討されるとよいでしょう。

しかし、それでも返済自体が困難になりそうなSさんのような方のために、住宅金融公庫では「返済方法変更の特例」を準備しています。年収の減少率やその金額などのいくつかの条件を設定、返済期間を延ばすーなど、それぞれの事情に合わせた返済計画の見直しの相談にのってくれます。ほかに、本人の病気や教育費の負担などで返済が困難となった場合でも、同様のな見直しが可能な場合もあります。公庫に限らず、他の金融機関でも返済方法の見直しの相談は、随時行なっています。

また、事例が多いのがローンの返済が滞り、マイホームを手放さざる負えなくねる最悪ぎりぎりのケース。公庫もパンフレットも作成、積極的に対処法をPRしています。その方法の一つ「特定調停手続」は、裁判所の調停委員に入ってもらい、住宅ローン以外の返済額の軽減を図るやり方。また、住宅ローン以外の負担が多い場合には「個人版民事再生手続」もあり、裁判所に申し立てを行ないます。一定額を、少しずつでもでも毎月きちんと返済していくことでマイホーム差し押さえや自己破産を回避できる方法で、こうした事態に陥った方は、弁護士や司法書士にぜひご相談を。

 ただ、こうならないのがベスト。ローンを計画通り返済できれば、それにこしたことはないわけで・・・マイホームを持つことは、人生の大きな楽しみです。マイナス面ばかり考えないで、快適な住まいで、ゆとりある生活が実現できるよう、充分なプランを練った上で、納得いく決断をして下さい。



コラム目次へ戻る