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NO。90 ボーナス頼りの家計の見直しを  (2003.7.21)
  福井新聞の新情報誌「おとな日・6月6日号」/「悠々マネー塾:幸せのツクリカタ」 より転載
 *福井新聞が新情報誌「おとな日」を毎月第1日曜日に発刊します。
  私が代表を務めますファイナンシャル・プランナーのネットワーク「水仙スタディグループ」が
  悠々マネー塾を共同執筆しています。

 いよいよボーナス(賞与)の時期ですね。もう既に支給された方、いかがでしたか?マネー塾の前回で、総報酬制の導入によってボーナスの手取りが減ることをお話ししましたが、実際に手にして顔面蒼白になってしまった方はいらっしゃいませんか?
 総報酬制導入はデフレ時代の一現象であるものの、不況やリストラによってボーナスが減る時代、ややもするとボーナスゼロもありうる時代とも言えます。
 そこで今回は私たちのボーナスに対する考え方や行動をどのように変えていくべきなのか、考えてみましょう。
 まず、住宅や高額消費財などのローンを組む際に、ボーナス時の返済を多額に設定できたのは過去の話。ボーナスの手取りが減るこれからは、ボーナス時の返済に過度に依存したローンを組むことは、差し控えたほうがよいですね。
 既にローンを組んで返済中の方、特に住宅ローンのようにボーナスからも長期間にわたって多額の返済をしなければならない方は、今のローンの返済方法で持続可能なのか再点検することが必要でしょう。
 その具体的な手順としては、@現在組んでいるローンの内容(返済方法・返済額・返済期間など)を把握するA家計のフロー(収入と支出)とストック(資産)の両面について、その現状と長期的な展望を見極めるB賞与時の多額の返済では持続不可能と見込まれる場合は「借り換え」によって新規のローンに乗り換えたり、余裕の資金があれば「繰上げ返済」により返済金額を減額したりなど各家計の実状に応じた対策を取ることです。
 次に、実はここが一番難しいことなのですが、毎月の赤字はボーナスから補てんすればよい−という安易な考え方をもうやめにすること。毎月の給料とボーナスを含めた年間収入の中で計画的で効果的・効率的な支出を考えるという発想が大切になってきます。
 長引く経済低迷、さらに生活保障給から能力主義への移行によって、不安定な要素に満ちてきたボーナス。消費税二ケタ時代も現実味を帯びてきた今、
もしあなたの家が「ボーナスに頼り切る家計」であるのなら、この夏、総報酬制導入によって手取りが減るこの機会をきっかけに、考え方や行動の“見直し”を促したいですね。


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