HOME  FPとは? コラム プロフィールとFP倶楽部  講演と執筆
福井から情報発信! ウイークリーおもしろコラムは如何ですか?なんとしても1年は継続します。ご意見お寄せください。

 NPO法人 日本FP協会会員
 ファイナンシャルプランナー
             
CFP® 認定者
ご意見、ご感想はこちらまで→
NO。84 生命保険の予定利率引下げ  (2003.6.9)
 
 生命保険会社が契約者に約束した予定利率を破たん前に引下げることをできるようにする法案の国会での審議が始まりました。時同じくして、りそな銀行に公的資金の再注入が決り実質的に国家管理となりました。
 次はきっとどこかの生命保険会社だと巷の不安は増幅するばかりです。
 まさかの「安心」のために加入した私の生命保険は予定利率切り下げでどうなるの?
 そんな声をよく聞きます。
 生命保険会社の予定利率引下げのスキームを見てみますと、
1、保険会社からの契約条件変更の申し出
2、申し出の承認   2、解約の停止命令 
3、保険会社による契約条件変更案の作成
4、総代会又は株主総会で特別決議可決 
5、契約条件変更案の承認
6、変更対象者による異議申し立て 6、1/10を超える意義がある場合は否認
7、契約条件の変更公告 7、対象契約者へ通知 7、解約停止命令解除
 ポイントは以下の通りです。
  @全ての生命保険会社が一斉に行なうものではありません。
  A予定利率が引き下げられたとしても下限は3%と決められています。
  B1996年度以降に契約した保険は予定利率が3%以下なので影響はゼロ。
  C決定された時期以降に適用され、契約時に遡ることはありません。

 金融庁は引下げによる影響を次のように試算しています。
1998年に30歳(男)が「60歳払い済み・保険金額100万円」の保険を
予定利率5.5%で契約・・・・・2003年(15年後)に3%に引下げられた場合
              受け取り保険金額はどうなるか
    終身保険      養老保険     定期保険
  62万円(▲38%)    79万円(▲21%)   92万円(▲8%)
         女性はカット率が最大でも2〜3%男性より上回る
 慌てての対応の必要性は余りありませんが、将来の「安心」が生命保険会社の破たんや勝手な予定利率引下げにより目減りするのでは我慢なりませんね。
 ご自分の「安心」をまもるための転ばぬ先の知恵が必要ではないでしょうか。
 自己責任の時代は自己防衛の時代でもあるのです。
 ご用心!!ご用心!!

 過去の関連コラムです。 NO。57 3度目の正直? 生保予定利率引下げ 
                 NO.81 日本生命の不当表示


コラム目次へ戻る