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NO。80 福井県和泉村  (2003.5. 12)
 
 お茶の間では「タマちゃん」と「白い集団:パナウェーブ研究所」の話題で盛り上がっています。双方に関連性があるとは驚きでしたが、「白装束の団体:パナウェーブ研究所」と共に全国へ報道を通じて名が知れわたったのは、我が福井県和泉村と福井市五太子町ではないでしょうか。
  岐阜、長野、山梨県で滞留を拒否された同団体は、本年4月まで半年滞留していた岐阜県との県境の町「福井県和泉村」を目指して移動を開始しましたが、そこでも町・住民こぞっての滞留拒否に合い、最終的には同団体の研究所がある「福井市五太子(ごだいし)町」の近くで、今は廃校になっている小学校のグラウンドに辿りつきました。五太子町は福井市の西部にあり名勝「五太子の滝」で知られ、この季節は新緑美しい静かな山村です。
 福井市ではこの話題で持ち切りです。同研究所がもう10年近く同所にあり地域の一員として共存していたことを知る人は少なく、同町では「これまでトラブルもなかったし、自治会費も払われている。危険な団体という意識はなく共存の道を探りたい」とのことです。
 時同じくして、福井県和泉村が隣接する大野市へ編入合併されることが両自治体で開催されている任意合併協議会で決りました。
 2000年の国勢調査によりますと、大野市の人口3万8千8百8十人に対して和泉村は7百5十人とその差は大きく、また財政規模では10倍強の格差があり、規模の格差などを考えて、全国の市町村合併で主流になっている新設合併の道をとらず編入を選択したのです。
 
 合併の底には「超少子高齢化」の進展と到来する「人口減少時代」が潮流として横たわっているのですが、そうした点は各市町村も関心薄、また住民には知らされることもないのです。そこで、大野市と和泉村の将来人口を推計してみました。市町村別に公表されている直近の合計特殊出生率(一人の女性が一生の間に何人の子どもを産むかの近似値)が将来とも同じ率で持続するとし、国立社会保障・人口問題研究所の「小地域簡易将来人口推計システム」を利用しました。
  人口推計 出生率 2000年 2025年 2050年 2075年 2100年
福井県大野市 1.7163 38880人 28916人 18028人 10364人 5908人
福井県和泉村 1.6785 752人 456人 265人 88人 26人

 ちなみに国立社会保障・人口問題研究所が発表している「日本の将来人口推計(平成14年1月推計)」によりますと日本の総人口は下記の通りです。
  人口推計   2000年   2025年  2050年  2075年  2100年
出生率(予測)   1.36009   1.38191   1.38726   −   −
 推計値 126926千人 121136千人 100593千人 78478千人 64137千人

 わが国の100年後の人口は中位推計で半減、低位推計では4500万人と驚くべき数値が出ています。また、大野市や和泉村のようにすでに高齢化が進んでいて、出産可能年齢(女性の15〜49歳)人口が減少しているような地域は人口減少のスピードが早くなるのです。このように、全国の大多数の市町村は将来の枠組み自体が崩壊の危機に直面しているといって過言ではないのです。

 50年後、100年後のこと。私たちにとって関係ないといわずにおきましょう。、私たちの子や孫の時代、私たちの大切な日本や故郷の将来なのです。超少子高齢化、人口減少は国の活力を奪い、経済縮小を招き、社会保障制度を崩壊させる、国の根幹を揺るがす大問題なのです。
 (コラム「N0。48平成の市町村大合併」「NO。72人口減少時代の始まり」を参考にお読み下さい。)

 :福井県各市町村についての将来人口推計数値を添付したレポート「人口大革命時代」を取りまとめ中です。
  ご期待ください。


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