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NO。46 敬老の日と超高齢社会  (2002.9.16)
 
 『老人を敬愛し、長寿を祝う国民の祝日「敬老の日」』は来年より9月の第3月曜日に、同じく海の日が7月の第3月曜日に移ります。改正祝日法はッピーマンデー構想といわれ、それぞれを月曜日にすることで3連休になり、その経済効果は1兆円にも及ぶとも云われます。

 
「敬老の日」の由来は1)聖徳太子が大阪に四天王寺を建立してそこに老人ホーム“悲田院”を設けた日、2)“養老”の元号を定めた元正天皇が美濃の国へ養老の滝(きこりをしている孝行息子がおじいさんにお酒を飲ませてあげたいと念じていたら酒の流れる滝に出会ったというお話に因む)とおじいさんを訪ねて贈り物をした日、の2説がまことしやかに伝えられます。

 
実は、、、「敬老の日」は兵庫県の野間谷村(現在の八千代町)の門脇村長さん(89歳でご健在)さんが
昭和22年に、国民の祝日に「子供の日」と「成人の日」はあるのにお年寄りの日がないのはおかしいと、農閑期の9月15日を「としよりの日」と定め敬老会を開いたり村役場を休日にしたりしたことが始まりです。その後、この運動は全国に広がり「老人の日」に名前が変わり、昭和41年に「敬老の日」として国民の祝日になり今日に至っています。
 発案者の門脇さんは「日付けの重みを分かってほしい」勝手に替えられ憤慨されているとか。

 「敬老の日」を迎え、総務省が発表した調査結果によれば、65歳以上の高齢者は2,362万人・総人口に占める割合は18.5%でどちらも過去最高を記録更新、また75歳以上の人口は1,003万人で初めて1,000万人を突破、国民の5.4人に1人65歳以上の高齢者が10年後には4人に1人と超高齢社会が到来します。
 現在、老人と呼ばれる高齢者の定義は65歳以上、老人福祉法では70歳以上、しかし国民の意識調査によれば「70歳以上、いや75歳以上」という意見が多いようです。一方、定年は65歳まで延長の動き、健康保険法では高齢者は70歳以上、国民年金は65歳から支給が原則で厚生年金も支給は徐々に65歳へ繰下げだが70歳支給も見え隠れし始めている、在職老齢年金制度は60代後半も適用と、
制度上も実質的にも70歳以上が高齢者と認識され始めています。

 
 ベストセラー「生きかた上手」の著書で、91歳の現役の医師日野原重明さん(聖路加国際病院理事長)は「もう老人だと自ら老いを認めないことが大切で、65歳はまだまだ若い」と語ります。
 全国各地の公民館で開かれる敬老の日の催しもさまざまな理由により参加要件は75歳以上が多くなっているとのことです。

 
夢がなく覇気がない若い世代を呼ぶ「若年寄り」という言葉だけが残り、高齢者や年寄り、敬老会なんて言葉や催しがなくなる日も近いのではないでしょうか。


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