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NO。31 国債格下げとボツワナ  (2002.6. 3)
 
 米国の格付け会社ムーディーズが日本国債を二段階格下げ。

日本の信用は新興国並といわれ、格付けが日本より上位の国として引き合いに出されたボツワナに関心が集まっています。「政府は経済援助をしているボツワナより低い評価に反発」 また 「ボツワナは国土の過半が砂漠、最大の援助国が日本、エイズ感染率が世界最悪」 などとマイナスイメージの報道が目立ちます。

 
ボツワナは南アフリカ北部の内陸の国、その広さはフランスとほぼ同じです。1966年に独立以来民主主義国家として成功を収め、目覚しい経済成長を遂げてきた国です。国土の17%が自然環境の保護を目的とする指定区で、自然の美しさや象の数は世界一の10万頭というアフリカ最大の野生動物の宝庫でもあり、驚きの美しさをもつ大地と呼ばれています。

 ボツワナ共和国大使館のホームページの最新情報ファイルである、「ボツワナ国債信用格付け(2001/04/09)」には、『「ボツワナに対し、初の信用格付けが発表されました。ムーディーズはボツワナの外貨建て預金格付けをA2/Prim−1としました。これは、南アフリカ共和国やチュニジアと比較して4ランク上・・・・アフリカ各国の中で最高位です。ボツワナはギリシャやイスラエルなどと同等の格付けとなり、香港・・よりも高く、、、。ボツワナの中央銀行総裁のリナ・モホロはロイターに「この格付けは大きな励みであり、雇用の拡大にも寄与するだろう」と語りました。」』と記されています。

 ムーディーズの国債格付けは外貨建て債務と自国通貨建て債務の両方に対し格付けされ、対象国によっては片方だけの評価だけ、また両評価が同一であったり異なったりもします。
 今回の格下げは自国通貨建て債務の二段階引き下げであり、外貨建ての格付けは据え置かれました。この二つの評価差が、どちらで日本の信用評価をすればよいのかといろいろの議論を呼んでいるのです。ムーディーズは政府債務がさらに拡大する危機的な状況にあるといい、政府は日本の高い貯蓄率や個人の持つ1400兆円の金融資産や外貨準備高の高さも考慮に入れれば
トリプルAが妥当とその主張はかみ合いません。

 
「ライオンは眠れない」という寓話がベストセラーになっています。タイトルは、「鼠」の国のライオン王は「X計画」の発動を前にして眠れぬ毎日を過ごすところからつけられています。その寓話を我が国の現実に置きかえて次のように書かれているのが話題を呼んでいるのです。平成12年に政府が発表した「国の貸借対照表」によると将来払うべき年金を負債と見ると債務超過は776兆円、まさに我が国の財政は破局的状況であり、この解決には「X計画」しかなく、ある日突然のデノミ強行・預金封鎖・資産税の導入、聖域なき破壊と創造により国民の金融資産を一部召し上げ債務超過を消すというお話です。

 ボツワナ(ボツワナ共和国大使館)のホームページのアクセスが増えていると言います。(ヤフーで検索してください)
きっとボツワナから何か学ぶことも多くあるではないでしょうか!?


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