NO。295 消えた年金の闇E 19.7.2
  消えた年金記録が5000万件もあるとのこと、「国民の2人に1人?」とビックリ仰天です。
 なぜ年金記録は消えてしまったのでしょうか。

  
毎日、新聞報道から目が話せません。底なし沼の「消えた年金の闇です。」
  
 社会保険庁の年金記録の不備問題で、年金支給漏れを補償する「年金時効撤廃特例法案」、6月30日未明の参議院本会議で可決され、成立しました。
 記録ミスが判明すれば、それまでの受給額と本来の受給額との差額が支払われますが、現在は時効により過去5年間分に限られていました。新法案では、年金記録が訂正された場合、5年の時効を適用せずに過去の支給不足分の年金を満額を受け取れるようにし、受給者が既に死亡している場合はその遺族に差額支給をする方針で、今年8月からスタートさせる内容です。
 しかし、これまで社保庁が受給者らの申請で記録訂正に応じたのは領収書などがあることが原則で受給者側に求められていた立証責任の行方はまだ不明ですので、時効が撤廃されても効果は限定的との懸念があります。

 
そんな中、6月25日の産経新聞に興味深い記事を発見しました。
 「兵庫県豊岡市の女性(90)の厚生年金加入記録が見つからず、本来支給されるべき年金が29年にわたって支給されていなかったとの報道です。」
 
女性は約30年前から、同事務所に何度も記録の再確認を求めていました。豊岡社会保険事務所によると、女性は昭和19〜27年、鳥取市内の3つの会社に計5年1カ月間勤務し、厚生年金に加入。60歳になった52年、同事務所で年金の受給申請をしたが、厚生年金の加入記録が見つからず、退職後に加入した国民年金しか受給できませんでした。
 ところが、同事務所が昨年2月、鳥取社会保険事務所に照会した結果、手書きの旧台帳から加入記録が見つかった。このため、女性は未払い年金29年分のうち直近の5年分の150万円を受給。しかし、24年分500万円は時効が成立していたために受け取ることができなかったとのことです。」

 

 
今回の、「宙に浮いた年金騒動」がなければ、いつまでも泣き寝入りだったでしょう。
 当然、今回の法案成立で、過去の未払い分は全額補償されることになるのでしょう。
 
一歩前進ですね。