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NO。264 損保・第三分野商品の不払い問題 最終版 18.11.26
 過去に、金融不祥事としては、「銀行の貸し渋り、貸し剥がし」「消費者金融の脅迫的取り立て」が大きな社会問題となりました。
 今回の、「保険会社の不当不払い」と比べるとどちらが悪質なのでしょうか?
 前者は「貸したお金を返さないから厳しく取り立てた」、公社は「保険に加入させ、先にお金を取っておきながら、いざというとき支払いを不当にしなかった」。
 皆さまは、どちらの方が罪深いと感じられますか?

 不当不払い問題を3回連続で掲載してきました。
 その根の深さを、知れば知るほど「保険不当不払いはうっかりミスではなく、確信犯、詐欺・搾取の類」の観を強くします。その割には、テレビも新聞も週刊誌も、全ての報道が話題にしないのが不自然な感がします。

 
生命保険から損害保険に、日本の保険会社会社から、外資系まで、業界全ての不祥事に広がりました。どこまで続くぬかるみぞの感がします。
 保険離れが、保険会社の経営を不安にする、また金融不安に繋がる、そんな恐れもあるのではないでしょうか。それゆえに、監督庁の金融庁は火消しにやっき、報道管制も行われているのではないでしょうか。
 そんなことを疑いたくなります。

 今回の保険不払いは、昨年始め「明治安田生命保険相互会社」での大量発覚に端を発します。契約者の過失などを理由に、死亡保険金や入院給付金を支払っていませんでした。
 平成17年10月28日付け、金融庁の発表した「明治安田生命保険相互会社等に対する行政処分について」から、そのポイントを抜粋します。

 「明治安田生命保険相互会社(以下同社)には、以下のとおり、重大な法令違反等が確認され、法令等遵守態勢及び経営管理態勢などに根本的な問題が認められる。

 1、平成12年度から16年度の過去5年間において、支払いがなされていない保険金等が2,503件認められた。
 2、生命保険募集人が、告知妨害、特別の利益の提供などの保険業法に違反する保険募集を行っていた。
 3、保険金等の支払いは保険会社の基本的かつ重要な機能であるが、当社においては、支配管理態勢に極めて重大な欠陥が認められる。

 
@「死差益」の目標を設定するなど、当社の保険金部が具体的な支払い抑制目標を設定・管理するなどにより、「不払い優先の風土」がある。
 A経営陣は、不払関係の苦情件数が増加していたにもかかわらず、これを問題視することがなかった。などなど、、、
 同社の不払は、大企業の従業員対象の団体保険ではほとんどなく、個人に集中しており、「不払はおかしい」というクレームがあった場合、「苦情が1回だけなら支払いに応じないこと」「2回苦情を受けたら支払いに応じること」などをマニュアルで規定していたという。また、訴訟に発展しそうなものについては迅速に保険金を支払い、和解に持ち込んでいたという。

 まさに弱い者いじめ、先に金を取っておいて返さない、「詐欺」と同じでは?
 皆さまはどう思われますか?