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NO。257 大学卒業生は売り手市場 18.10.9
 去る10月1日、来春大学卒業予定者の採用内定式が各企業で一斉に行われました。
 内定式が10月1日から始まるのは、経団連が「企業の倫理憲章」の中で、正式内定日を10月1日にするよう企業に自粛を求めているからなのです。かって「青田刈り」と言う言葉が横行しましたが、学校側の要望する正常な事業活動と学習環境の確保のため、企業は採用活動の早期開始を自粛しているのです。
 大学卒業予定者求人は景気回復が続く中で大幅に増え、バブル直後の最盛期に次ぐ高い水準となっています。 金融業界では、2007年度からの団塊の世代大量退職に備えることに加え、不良債権の処理も終わり本格的に人員確保へ乗り出し、軒並み新卒採用者を大幅に増やしています。
 大学卒業者の就職環境は、厳しい氷河期を脱しバブル以来の「売り手市場」に変貌しようとしています。
 
 都道府県別の「有効求人倍率(新規学卒者を除きパートタイムを含む数値)」が毎月厚生労働省から発表されます。
 「有効求人倍率」とは、ハローワークに登録された有効求人数を有効求職者数で割った数値で、有効求人倍率が1を超えると求人が多いことを示し、仕事は見つけやすいことを意味します。

 下表から判るように、わが国では長い間、1.0を割り込んでおり、本年度に入りようやく1.0倍を超え、「薄日が差してきた」状況です。(下段は福井県の数値です)
  年度   H.9 H.10 H.11 H.12 H.13 H.14 H.15 H.16 H.17
 全 国  0.69 0.50 0.49 0.62 0.56 0.56 0.69 0.86 0.98
福井県 1.24 0.83 0.94 1.10 0.81 0.75 0.86 1.15 1.34
  H.18年 1月 2月 3月 4月 5月 6月 7月 8月
 全 国  1.03 1.04 1.01 1.04 1.07 1.08 1.09 1.08
福井県 1.43 1.45 1.39 1.39 1.44 1.41 1.42 1.42
 
 とはいえこの数値は全国平均の数値、県別に見ていくと、その格差が明確です。
1位 2位 3位 4位 5位 43位 44位 45位 46位 47位
愛知県 東京都 栃木県 福井県 三重県 鹿児島県 長崎県 沖縄県 高知県 青森県
1.93 1.62 1.43 1.42 1.42 0.60 0.59 0.50 0.48 0.42
 
 下位の各県では0.5倍前後の数値です。地元で仕事を探そうにも、2人に1人は仕事は見つからない厳しい雇用状況を示しています。

 
人手不足感が出始めていると言われますが、実態はまだまだ格差が雇用の面でも広がっていることに愕然とします。