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NO。25 一括借上げのアパート経営  (2002.4.22)
 
 ペイオフ凍結解禁。 とりあえず普通預金に避難しても1年だけの全額保護。
それなら早くから抜本策を考えようと様々な資産運用が話題になっています。遊休の土地が有り現預金も有る富裕層に向けて「アパート経営をしませんか」とか「一活借上げシステムで賃貸住宅を建てませんか」といったハウジングメーカーの営業活動が活発です。
 「超低金利時代でお金は利息を生みません。アパート経営は将来の収益が期待できます。建築費は安いし最長30年一括借上げで安心経営、そしてペイオフ対策としての有効な分散投資になります。また相続対策を考える方にとっては節税になり借入れによるアパート経営なら更に節税につながり、将来のインフレ対策にもなります。」
 これ以上ない魅惑的な言葉が踊ります。

 しかし、超低金利時代はお金は利息を生みませんがデフレ経済の今日ではお金の価値は相対的に上がっています。運用し増やすことより減らさぬように、かっては賃貸マンションブームであちこちに雨後の筍の如くマンションは建ったけど老朽化したマンションは入居者もなく維持管理費がかさみ収益どころではない。一括借上げとはいえ30年固定賃料保証ではない。老朽化して需給のバランスが崩れ、家賃は下がるかも、借入れは最長30年固定金利なのか?相続税の節税にはなっても納税資金対策になるのか?」 
リスクをあげつらうと限りはありません。

 あらゆる投資にはリスクがつきものです。魅惑的な言葉に踊らされるだけでなく、自らそのリスクも学び、避けるための知識と知恵を身につける。そしてリスクと上手に向き合う時代なのです。
 数年前ヤケドをした方も多かったEB(他社株転換社債)がペイオフ後の資産運用商品として静かに頭をもたげ始めているなど様々な金融商品が踊っています。

 
ペイオフ対策ばかりに気がとられすぎて、資産運用や金融商品には本来もっと別の大きなリスクが潜むことを見落とさないように、これまで何度も「自己責任ですよ」の言葉で切り捨てられてきたことか、ご用心ご用心!!


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