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NO。238 オイルショックと老いるショック  18.5.22
 原油の価格が高止まりしたまま、その影響が懸念されています。
 
5月24日の読売新聞は、「日本製紙グループのクレシアがクリネックスとスコッティのティッシュペーパー、トイレットペーパなどの家庭紙製品の卸値を7月18日出荷分から25%以上値上げする」との発表を伝えました。値上げが小売店まで行き渡れば、テイッシュの場合、店頭実勢価格は現在の5個パックで約200円から約250円に上昇の見通しとのこと、一瞬あの第一次オイルショック時の狂乱物価の再来が頭をよぎります。
 歴史をひも解くと、オイルショックは1970年代に2度ありました。原油の供給不安と価格高騰が石油危機、石油ショックと呼ばれる経済混乱を招きました。

 第一次オイルショック:
973年10月6日第四次中東戦争が勃発しました。ペルシャ湾岸の産油6カ国は原油価格を21%引き上げを決めました。石油価格の上昇は日本の景気を直撃、消費者物価指数は1974年で23%上昇、便乗値上げも相次ぎ、急速にインフレが加速しました。トイレットペーパや洗剤なような原油価格と関係のない生活物資の買いだめ騒動まで発展、また、デパートのエスカレーターの運転を中止、銀座の盛り場のネオンが消され、テレビの深夜放映休止など社会現象も発生しました。
 第二次オイルショック:
1978年のイラン革命によりイランの石油生産が中断し、イランからの大量の原油に頼っていた日本は原油調達不足に陥りました。しかし、第一次オイルショックの学習効果や省エネルギー政策の浸透、企業の合理化効果などにより、日本経済への影響は第一次ほどではありませんでした
 さて、第三次のオイルショックはどうなるのでしょうか?

 
ところで、「老いるショック」を知っていますか?
 どちらも突然やってきますが高齢者にとり「オイルショック」以上に「老いるショック」が重大関心事です。
 一橋大学名誉教授・江見康一先生が「老いるショックは3度来る(かんき出版)」という本を書かれています。長寿社会の今日、お年寄りをひと括りにしていいのだろうか、若い人を「幼年期」「少年期」「青年期」と3段階に分けるように、お年よりも「初老期」「中老期」「高老期」と3段階に分け、それぞれ英語で「フレッシュオールド」「ミドルオールド」「シニアオールド」と表現し、さらに「超老・スーパーオールド」もあるのだと書いています。
 朝、洗面台の前に立って鏡の中の自分をしげしげと見たときに、白髪や目じりの小じわや頬のたるみなど、忍び寄る老いの足音、老いの兆候に気づいて愕然とすることがあります。これぞまさしく「第一次オイルショック」なのだそうです。
 そして、「老いるショック」は第一次が終われば、第二次、第三次と続きます。
 この3つの「オイルショック」を乗り越えるのために必要なのは老後の3k(経済、健康、こころ)であり、これを「老いるマネー」、「老後の持参金」名づけています。そして「老後は一日にして成らず」といいます、計画的に早くから準備をしましょうと結んでいます。

 私も、毎朝、鏡に映る顔が88歳で亡くなった父の顔を見るようでビックリします。
 第?次の「老いるショック」でしょうか?