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NO。226 グローバルな投資立国・日本 (2006.2.27)
  先日、財務省は2005年の国際収支状況を発表しました。
 発表によりますと、2005年は記念すべき年になりました。

 
経常収支の黒字は18兆479億円であり、前年比3.1%の黒字幅縮小
  その内、
貿易収支の黒字は10兆3502億円、前年比25.4%の黒字幅縮小
       
所得収支の黒字は11兆3595億円、前年比22.5%の黒字幅拡大
 
特筆すべき点は、はじめて海外への投資に伴う配当金や金利、労働所得などの所得収支の黒字額が貿易収支の黒字額を上回りました。
 わが国は、「貿易立国」から「投資立国」へと変貌を遂げようとしています。
 
 国際収支状況とは一定期間における国の対外経済取引の統計であり、海外とのモノやカネのやりとりの収支を示しています。

 
貿易収支は海外との貿易による収支、輸出が62兆6331億円、輸入が52兆2829億円の差し引きです。
 
所得収支とは、日本企業が海外に工場を建てたり、海外企業の株を取得したりして得た配当や利子などの「直接投資収益」と、国内投資家が金利の高い欧米への証券投資から得た配当や利子などの「証券投資収益」であり、海外の企業や投資家が日本で得た配当や利子を差し引きます。
 わが国の
対外資産残高は、平成16年末で434兆円、そのうち証券投資は209兆円に上り、この10年でそれぞれ約6割増、約2.4倍と企業のグローバル化と積極的な対外証券投資が行われてきた結果、大幅な所得収支の黒字となりました。
 

 昨年7月、経済諮問会議が発表した“「日本21世紀ビジョン」における経済の姿・指標”では、わが国の2030年の経済の姿を、「グローバルな投資立国へ」と、次のようにつづっています。
 ・経常収支黒字は緩やかに低下するものの、黒字を維持
 ・東アジアへの直接投資が拡大し、対外投資収益が増加