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NO。222 個人向け国債、軍配は固定金利型に (2006.1.21)
 1月16日に、2種類の個人向け国債が発売されました。
 トータル販売額は1兆7879億円、固定金利型が変動金利型を上回りました。
第12回変動金利型 0.68%  8001億円  うち郵便局1488億円
第1回 固定金利型 0.80% 1兆788億円 うち郵便局 497億円
 ・1回あたりの発行額では2005年4月の発行分に次ぐ大きさとなりました。
 ・第1回固定金利型は12月9日から募集が始まりましたが、午前9時の開始からわずか5分で完売しました。
 個人は単純に金利を比較し、判りやすい固定金利型に軍配を上げた結果となりました。


参照 コラム、NO215 「あなたはどっち?2つの個人向け国債」

 12月9日、2種類の個人向け国債の募集が同時に始まりました。
  ・ これまでの「変動金利型」の初回の利子の適用利率は0.68%

  ・ 新しく発売される「固定金利型」の利率は0.80%、、、と決まりました。

  財務省は、これまでの変動金利型の個人向け国債を「変動10」、新しく発売される定金利型の個人向け国債を「固定5」の愛称をつけました。
 募集期間は29日まで、発売日は来年1月16日です。
 皆さまはどっちを選びますか!?  う〜ん迷いますね!
  
 まずは、2種類の国債を比較してみましょう。

 発行は、年4回の募集及び発行を行います。第2回債以降についても、募集期間や発行日はこれまでの「個人向け国債・変動金利型」と原則として同一になる予定です。
       変動金利型       固定金利型
満 期 10年満期 5年満期
金 利 変動金利・半年ごと利払い
適用利率は半年毎に見直されます
固定金利・半年ごと利払い
利率は固定で満期まで変わりません
額面  1万円から 1万円から
中途解約 1年間はできない 2年間はできない
中途解約
    手数料
過去2回分の金利(1年分) 過去4回分の金利(2年分)
金利水準 直近の10年固定利付国債の
金利水準から0.80%を引いた値。
最低金利は0.05%を保証。
直近の5年固定利付国債の
金利水準から0.05%を引いた値。
最低金利は0.05%を保証。
発 行 募集は3月・6月・9月・12月、発行は4月・7月・10月・1月
 
 
現行の個人向け国債・変動金利型が好調な売れ行きを示しているのに、なぜ新しい「個人向け国債・固定金利型」が発行されるのでしょうか。
 
国債の発行は本年度以降急増します。90年代の小渕内閣時代に景気対策で発行した国債は、本年度は借換債だけで100兆円近くになります。これまでのように、金融機関や郵政公社が購入してくれればよいのですが、逆に売却の不安もあります。新しい買い手を探したい、そのため国民にもっともっと国債を購入してほしいと国はやっきなのです。
 わが国では個人の国債保有率は3%弱と、米国・英国の約10%を大きく下回っています。財務省はわが国でも個人の保有割合を10%位に引き上げたいようです。


 
@ 変動金利型は金利の上昇局面に強い商品ですが、固定金利型は逆に金利の低下局面に強い商品です。どちらの局面にも対応できる商品をそろえ購買を促す狙いです。
 A これまでの「変動金利型」の購入者は60歳以上の高齢者が6割以上です。5年に満期を短縮し更に買いやすく、また購入層を広げる狙いがあります。

 
B 「固定金利型」はすこぶる、預金に似た金融商品です。郵便局民営化をにらみ、銀行預金や郵便貯金からの乗換えの受け皿の狙いがあります。
 
 しかし、「変動金利型」は金利上昇局面では売れれば売れるほど政府の利払い負担は増えますし、株式や預貯金を通じて民間に回るお金が減り景気に悪影響を及ぼす可能性があります。
 さまざまな思惑があるようですね。
売れ行きはどうなのでしょうか。
 

 



 「 宮里 藍、二十歳(はたち)になりました。
    国民年金に加えて、国民年金基金に入りました! ラク・トク・ナットク 」   
  プロゴルファー宮里藍ちゃんの「国民年金基金のCM」はお茶の間で大好評です。

 わが国の公的年金制度は「2階建て」と表現されます。第2号被保険者と呼ぶサラリーマンや公務員は国民共通の基礎年金(国民年金)に加えて上乗せの厚生年金や共済年金、2階建ての仕組みになっています。それに比べ、第1号被保険者と呼ぶ自営業者などは国民年金のみ、1階部分だけ平屋建ての年金制度です。制度上は不公平な形になっていると言えます。
 厚生年金のモデル年金受給額は夫婦(夫:40年会社員・妻:専業主婦)で月額約23.3万円ですが、国民年金の場合は40年加入し満額の年金を受給したとしても年額794,500円、自営業者の夫と家族従業者の妻の2人でも、合計月額約13万円と大きな差があります。さらに公務員には職域加算があり、また会社員は勤務先に企業年金や確定拠出年金の制度があれば年金制度は3階建てになり、またまた大きな差がつきます。
 こうした自営業者などの老後保障の充実のため、平成3年に国が上乗せ年金としてスタートさせたのが「国民年金基金」なのです。
 
 宮里 藍ちゃんが「ラク・トク・ナットク」とPRする、その特徴を見てみましょう。
 「ラク・・月々の掛け金は将来も一定!」
  ・少ない掛け金で始められ、月々の掛け金は増減できます。
 「トク・・所得控除で税金が有利!」
  ・掛金は全額所得控除の対象となり、所得税や住民税が安くなります。
  ・他の個人年金と比べて、所得控除は断然有利です。
 「ナットク・・年金額が今からわかる!」
  ・加入したときに受け取れる年金額が確定します。(途中で資格喪失しない場合)
   その他にも、まだまだ特筆すべき点が多くあります。

 自営業者や家族従業者、厚生年金の非適用事業所に勤務している会社員、パートや臨時雇用ということで厚生年金に加入していない労働者などにとって、セカンドライフ(老後の生活)のために、自分で選びライフプランに合わせ自由に設計できる「優れもの・公的な年金制度」なのです。