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NO。191  原油、1バレル=史上最高値60ドル (2007.6.27)
  23日のニューヨーク市場で原油先物相場が1バレル=60ドルという歴史的最高値をつけました。イラク戦争に伴う湾岸危機の1990年10月につけた約40ドルを約14年ぶりに更新です。
 
我が国では原油価格の高騰を受けて、ガソリンスタンド向けのガソリン卸値は7月より約3.5円引上げられ、いよいよ店頭小売価格も120円台後半に突入です。
 日本向けの中東産油原油の平均価格は、5月の1バレル=46ドル程度から6月に4ドル高の約50ドルに上昇。対ドルの為替レートも約1.7円の円安で円建ての原油調達価格が膨らんでいるのです。

 毎日の報道で「1バレル」という単位を見聞きしますが、皆さまお判りですか?
 「1バレル」は
、英国や米国で用いられている慣習的な「ヤード・ポンド法」の体積を表す単位で、石油やガソリンなどに用いる場合には「1バレル=42米ガロン」になります。
 「1米ガロン=3.785リットル」ですので
「1バレル=159リットル」になります。
 原油価格「1バレル=約60ドル」をリットルに換算してみます。1ドルを110円と仮定しますと、「1バレル=60ドル×110円=6600円」となり、「1リットル=6600円÷159=約41.5円」となります。
 しかし、原油高騰でわが国のガソリン小売平均価格は大幅上昇し「1リットル=120円台後半」ですが、米国のガソリンは「1リットル=約55円」なのです。
 何故、日本のガソリン小売価格はこんなに高いのでしょうか。その秘密はガソリン税に有ります。ガソリン1リットルには次のような税金が含まれてきます。
 ・原油輸入時にかかる、原油関税=0.170円と石油税=2.04円、
 ・さらに、ガソリン税=53.8円(揮発油税と地方道路税)です。
 さらに、小売段階で消費税がかかりますが、実はこれらの税金にも消費税がかかることになります。税金に消費税をかけるとは、税金の二重取りではないかの批判がありますが、国は「知らぬ顔の半兵衛」を決め込んでいます。
 
 1リットル当りの原油価格と、これらの税金を上乗せしていくと次の価格になります。
 ・(原油価格約41.5円+原油関税0.170円+石油税2.04円+ガソリン税53.8円)
   =97.51円
(元売やガソリンスタンドの利益は加味されていません。)
 ・小売段階でガソリン代には消費税がかかります。
  私達が払うガソリン代の原価は、次のようになります。97.51円×1.05=102.38円

 
 ・驚くなかれ、このうち税金は58.8円、60%強を占めているのです。
 私達は、税金をばら撒きながら車を運転しているのです。