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NO。160 女性の年金シュミレーション (2004.11.22)
  今年は5年に1度の年金改正の年でした。女性のライフスタイルが多様化する今日、第3号被保険者制度の見直し、パート労働者への厚生年金の適用拡大など「女性と年金」についての抜本的見直しが叫ばれ続けて来ました。
 しかし蓋を開ければ夫婦の年金分割等だけが浮上、第3号被保険者制度の抜本的見直しは、またまた5年間先送りとなりました。
 
現行の年金制度で改革すべき最大の課題は「第3号被保険者制度」と言われます。
 「第3号被保険者制度」は、第2号被保険者と呼ばれるサラリーマンや公務員などに扶養されている配偶者を第3号被保険者と呼び、保険料を負担せずに老後に国民(基礎)年金が受け取れる仕組みなのです。
 ライフスタイルがいろいろと多様化する女性の年金をシミュレーションした興味深い資料が有ります。(生活経済研究所 2000年発表)
 
前提は、20歳時に結婚、妻は40歳・夫は45歳   妻が65歳時に夫が病死
A子さん B子さん C子さん D子さん
   夫 会社員 会社員 自営業 会社員
   妻 40年間会社員 専業主婦 専業主婦 専業主婦
熟年離婚
妻の保険料
支払総額
 (概算)
約1031万円

40年間
厚生年金加入

約80万円

夫の退職後
5年間
国民年金加入
約638万円

40年間
国民年金加入


約80万円

夫と離婚後
5年間
国民年金加入
 年金額
 (月額概算)
 14万2千円   12万円  6万7千円   6万7千円
 人生いろいろ”ですがこんなに差があります。
 それぞれの言い分を聞いてみましょう。
A子
  
「家事と仕事に追われた40年間」
「1千万円以上の保険料を支払うのに、専業主婦の方と年金に大きな差がない」
「専業主婦の保険料を私たちが何故負担するの」
B子
「私が家庭を守ったので、夫は仕事に打ち込めた」
「私は夫の保険料の支払に貢献」
「内助の功を認め、年金は当然」
C子
「40年間保険料を払い続けて年約80万円の年金」
「会社員の妻は優遇されすぎ」
D子 「夫は私の長年の内助の功で働けた」
「それなのに、遺族年金を全部再婚相手に持っていかれるのは悔しい」
 既得権の保護か、女性の様々なライフスタイルに合せた改革が必要か、議論が分かれるところです。皆さまはどう考えますか?