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NO。150 「NEET」を知っていますか?(2004.9.13)
  「NEET(ニート)」という言葉をよく目にするようになりました。
 
労働政策研究・研修機構は総務省の「労働力調査」にもとずき、わが国の「NEET」は、2003年で約63万人、10年前の1.6倍になるとの推計を発表しました。
 勘違いする方も多いようですが、マスコミによる新しい造語ではありません。イギリスの労働政策から生れたれっきとした公式の言葉なのです。イギリスなど先進国では「NEET」は若者の失業問題と並び大きな社会問題で、国を挙げて対策に乗り出しています。

 
 「NEET」は「Not in Employment、Education or Training」の頭文字で、「仕事につかず、学校にも通っていなく、仕事につくための動きしていない」若者を指します。学生や専業主婦を除いた15歳から34歳までの働いていない若者であり、これまで流行語になった「フリ-ター」や失業者とは違い、『働かない・働けない・働く希望が持てない若者』を指します。
 こうした状況はますます続くと予測され、放置しておけば本人の自立に影響を与えるだけでなく、若年期に職業体験を持たず、キャリア形成や人間形成ができない若者の増加は優良な人材や労働力の不足につながり、将来のわが国の活力や国際競争力を低下させる事態を引き起こすと懸念されています。

 
 
労働政策研究・研修機構は「NEET」を次の4つに類型化しています。

 
@「ヤンキー型」:今が楽しければいい、刹那に生きるタイプ。
 A「ひきこもり型」:友人がいない、社会との関係が築けず引きこもるタイプ。
 B「立ちすくみ型」:就職活動をするが決らない、行き詰まって立ちすくむタイプ。
 C「つまづき型」:いったんは就職するが短期間で退職、自信を失うタイプ。

 
この中でも、Bの「立ちすくみ型」のタイプの問題が大きいと分析しています。
 学校での職業教育の重要性や、企業が若者に対する採用の門戸を少し広げる必要性が言われます。
 

 
経済のグローバル化により、企業は若く、安い労働力を求めて海外へ、国内産業は空洞化、付加価値の高い仕事が中心になり、それに相応しいキャリア・能力を求められても応えられない若者が増えているのです。
 わが国の「NEET対策」は、先進国の中では遅れており、ようやく国もこうした若者の就業支援に乗り出し始めました。
 「3ヶ月くらいの合宿を通して、規則正しい生活や職業体験を通して働くことへの関心や意欲を持って貰うこと」を目玉にするということですが、、、、、