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NO。147 原油高騰・1バレルって? (2004.8.23)
  ニューヨークの原油先物相場は、20日に「1バレル49ドル」を突破、一時49.40ドルの過去最高値を更新したとの報道です。原油価格高騰は、石油関連商品の値上がりやガソリン代、電気料金、航空運賃の値上げで、企業にも家計にも大きな負担となり、順調に上昇基調にある日本経済に逆風となりつつあります。
 
 毎日の報道で「1バレル」という単位を見聞きしますが、 「1バレル」は、英国や米国で用いられている慣習的な「ヤード・ポンド法」の体積を表す単位であり、石油やガソリンなどに用いる場合には「1バレル=42米ガロン」になります。
 「1米ガロン=3.785リットル」ですので、
「1バレル=159リットル」になります。
 原油価格「1バレル=約50ドル」をリットルに換算してみます。1ドルを110円と仮定しますと、「1バレル=50ドル×110円=5500円」となり、「1リットル=5500円÷159=約34,6円」となります。
 しかし、原油高騰でわが国のガソリン小売平均価格は大幅上昇し「1リットル=120円前後」になっていますが、米国のガソリンは「1リットル=約55円」なのです。
 何故、日本のガソリン小売価格はこんなに高いのでしょうか。その秘密はガソリン税に有ります。ガソリン1リットルには次のような税金が含まれてきます。
 ・原油輸入時にかかる、原油関税=0.170円と石油税=2.04円、
 ・さらに、ガソリン税=53.8円(揮発油税と地方道路税)です。
 さらに、小売段階で、実はこれらの税金にも消費税がかかることになります。税金に消費税をかけるとは、税金の二重取りではないかの批判がありますが、国は「知らぬ顔の半兵衛」を決め込んでいます。
 
 1リットル当りの原油価格と、これらの税金を上乗せしていくと次の価格になります。
 ・(原油価格約34.6円+原油関税0.170円+石油税2.04円+ガソリン税53.8円)
  =90.61円
(元売やガソリンスタンドの利益は加味されていません。)
 ・小売段階でガソリン代には消費税がかかります。
  私達が払うガソリン代は、次のようになります。  90.61円×1.05=95.14円

 ・驚くなかれ、このうち税金は58.8円、60%強を占めているのです。
 私達は、税金をばら撒きながら車を運転しているのです。