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NO。143 水害保険 (2004.7.26)
 日本列島に居座った梅雨前線が大暴れ、集中豪雨による山崩れや河川の氾濫、決壊で濁流が街や田畑を襲いました。7月13日の新潟中部大豪雨、18日の福井大豪雨により未曾有の大災害が発生、連日、各地で懸命の復旧作業が続けられています。
 この度の集中豪雨により被害を受けられました皆さまに心からお見舞いを申し上げます。くれぐれもご健康に留意され一日も早く復旧されます事を心からお祈り申し上げます。


 
こうした水害のたびに、「水害保険」があればの声が聞かれます。自然災害の多いわが国にとり、水害の発生はまれでも、一度起こると広範囲に大きな被害を受けます。
 水害保険をなんとか民間ベースで成立させる事が出来ないか、長く検討されてきましたが、結論はNO。「水害保険」は強制保険として全員加入を法制化し、更に国が再保険を掛けて初めて成立するとの結論なのです。

 地震保険があるのになぜ「水害保険」が成立しないのでしょうか。
そこには、加入者の「逆餞別」の問題があるようです。例えば、土地が他と比べて低く日頃から水がつきやすい、堤防や川に近く危険が高い人は進んで契約するでしょうが、そうした危険を感じない人は加入しようとせず保険自体が成立し難いという事情もあるのです。
 
 
私も、床上浸水した知人宅で後始末のお手伝いに出かけました。家や家財道具は水浸しで使い物にならず、家族全員の車は長時間の完全冠水で全損廃車。被害甚大、悲惨の一言です。その上、一般の火災保険しか加入してなく、車輌保険にも加入していないので、一切の保障がないのです。
 備えあれば憂いなしと言いますが、こうした水害による損害も補償の対象になる損害保険について平素より知識を深めておくことが大切ではないでしょうか。


 火災保険には「住宅火災保険」と「住宅総合保険」がありますが、住宅火災保険には水害時の保障はありません。しかし、「住宅総合保険」は、住宅や家財が洪水や高潮、床上浸水で被害を受けた場合に保障をしてくれます。
2つの加入状況をみると半々のようですが保険料の差は微々たる金額で、もし1,500万円の家に対する保険料は年間4,500円位の差しかないのです。、
 「車両保険」は、衝突・接触・火災・盗難・台風・洪水・高潮などによる、ほとんどの車の損害を保障してくれます。
 
車両保険に加入していれば、水害や洪水による車の事故について修理費用や全損の場合の補償がありますが、車両保険には「車輌保険」と他車との接触事故の時のみにしか使えない「エコノミー車輌保険」がありますので注意が必要です。「エコノミー車両保険」は水害による事故に対する保障はありません。しかし、「エコノミー保険+A特約」の車両保険選べば、自損事故や当て逃げ以外は普通の車両保険と同じ保障内容になり、水害の際にも有効になります。
 
 自己責任の時代です。“転ばぬ先の知恵”が必要なのではないでしょうか。