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NO。142 生保日本一“福井”と最下位“沖縄” (2004.7.19)
 月の日経新聞、特集『金融再生「ザ・セイホのいま」』は“生保離れ”と“外資系生保攻勢”、“逆ざや”に苦悩する国内生保の姿を浮き彫りにしました。
 生命保険文化センターによると、1997年に80%を超えた民間生保加入率は、2003年は6割を割り込む、また、個人保険の新規契約高は前年度比16%減と7年連続減少とのこと、生保離れの流れは顕著です。
 
 生命保険文化センター「生命保険・都道府県別保有契約状況(平成13年末)」に基づき、下記の表を作成しました。 注:個人保険のみ(個人保険、団体保険は除きます)。
 【生命保険・一世帯当り保険金額】
     順位   1位   2位   3位   4位   5位
   上位5県  福井  富山  鳥取  山形  石川
一世帯当り加入件数   3.0件   3.3件   2.7件   2.8件   2.8件
一世帯当り保険金額 3,976万円 3,692万円 3,337万円 3,223万円 3,207万円
    順位  47位  46位  45位  44位  43位
   下位5県  沖縄  鹿児島  宮崎  北海度  山口
一世帯当り加入件数  1.4件  1.8件  1.8件  2.1件  1.9件
一世帯当り保険金額 1,644万円 1,903万円 1,935万円 2,077万円 2,162万円
 上位各県に共通するものは何か、その理由を探ってみました。
 実は注目すべき、下記の2つの統計を見つけました。

 【平成12年国勢調査、「共稼ぎ率上位5県」】
 「生命保険・一世帯当り保険金額」と「共稼ぎ率」はリンクしていることに驚かされます。
順位 1位 2位 3位 4位 5位
上位5県 福井 山形 富山 鳥取 石川
共稼ぎ率 60.5 60.4 58.3 57.8 56.7

 【平成12年国勢調査、「一般世帯の平均人数上位5県」】
 「生命保険・一世帯当り保険金額」は平均世帯人員とリンクしています。
順位 1位 2位 3位 4位 5位
上位5県 山形 福井 富山 新潟 滋賀
平均世帯人員 3.29 3.17 3.14 3.10 3.10

 福井県は世帯当り預貯金額が2,500万円を超える、日本一リッチな県といわれます。県民性は、自主・自立の意欲に富み、勤勉、粘り強さが特長です。お金に細かい反面、住宅・仏壇・結婚式などには思い切ってお金を張り込む見栄っ張りな点も有ります。また、戦災・震災・水害の度重なる大災害から、不死鳥の如く立ち直ってきた経験から、常に不時に備える気持ちを持っています。
 こうした点が、生保日本一の理由ではないでしょうか。
 では、沖縄はなぜ最下位なのでしょうか。
 その秘密は、連帯意識が強く、極めて親密な人間関係が築かれているその県民性に有ります。また、沖縄独特の互助システム「模合(もあい)」にもあるようです。全国各地にある、「頼母子講(たのもしこう)」や「無尽(むじん)」とおなじ仕組みと考えていいようです。こうした地域性や助け合いシステムが生活の背景にあり、冠婚葬祭は助け合う県民性、わざわざ生命保険に加入する必要性を感じさせないのではないでしょうか。
 勿論、
本土復帰してからようやく30年、そうした歴史も関係するのでしょう。