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NO。130 お粗末!閣僚の国民年金未納 (2004.4.26)

  [江角マキコさんのお粗末CM」に輪をかけた、またまたのお粗末、「閣僚の国民年金未納」露見です。
 神妙な3閣僚”、“意味不明瞭・開き直りの福田官房長官”、“柳に風の小泉首相”と対応はこれまたお粗末の極み、揃い踏みです。
 神妙・・
約19年間未納の中川大臣は「閣僚以前に社会人としてミスを犯していた」、麻生大臣は「自覚の欠如と手続き上のミス。払っていなかったという事実は深くお詫びする」、石破大臣は「自分は払っているとの認識だった。確認しなかったことは幾重にもお詫びする」と一応神妙な姿勢です。
 意味不明瞭、開き直り・・・
福田官房長官は小泉首相と自身の保険料について「60歳の時点では払っていた」、それ以前はの問いに「個人の情報に関することだから控えさせていただく」、さらに「個人は個人だ。じゃ閣僚と議員とはどう違うのか。議員と国民はどう違うのか」、さらに「3人はうっかりしていたんだろう。起こっちゃったんだからしょうがないだろう」と臭いものに早くも蓋の開き直り答弁です。
 柳に風・・・小泉首相は
家族任せなんでしょうけど、自分がよく気をつけてこういう事がないようにしなければいかない」とこれまた柳に風の受流し答弁です。
 監督すべき社会保険庁は「プライバシーの問題もあり、本人の了解なしに加入状況を調べるわけにはいかない」とお役所模範回答です。

 国民年金法の第一条は次のように記されています。
 「国民年金制度は、日本国憲法第25条第2項に規定する理念に基づき、老齢、障害又は死亡によって国民生活の安定がそこなわれることを国民の共同連帯によって防止し、もって健全な国民生活の維持及び向上に寄与することを目的とする」。
 国民年金は保険料の支払の有無が給付に反映する社会保険方式を採用していますが、一定の要件に該当するものはすべて強制的に被保険者とされ保険料の納付義務を負わされているのです。法で定められた国民の義務なのです。

  
 国会議員も一般の国民と同様、公的年金へ加入が義務付けられています。すなわち国民年金に加入するか、兼職している民間企業があればそこの厚生年金に加入します。国民年金の場合は自営業者と同じ扱いで第1号被保険者になります。
 
これとは別に議員互助年金として、在職10年で年に412万円受け取れるのです。これが一般の年金よりも有利なお手盛り年金とも呼ばれます。それだけに国民年金は40年掛けても年間80万円弱の年金では眼中にないといえるのかもしれません。
 でも、この議員互助年金は国会法で「議員は退職金を受け取ることができる」との規定から退職金として扱われております
国会議員は、それまで任意加入だった国民年金が昭和61年4月以降は強制加入になったのにはこうした事情もあるようです。
(今回の未納は大臣、副大臣に就任した期間がほとんどです。大臣などに就任すると、議員としての歳費以外に報酬が支給され一時的に国家公務員になります。その際、国家公務員共済に加入し医療保険だけは移行します。公的年金も移行したと勘違いして国民年金の納付を止めたようです。とはいえ、未納は未納です!)


 国民年金は保険料の未納が2002年度で過去最高の37.2%に達し制度はもはや崩壊の崖っぷちにあると言えます。そこにまたまた閣僚未納露見、制度崩壊が決定的にならないよう、早急な抜本対策が望まれます。