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NO。127 3年ぶり、個人金融資産増加 (2004.4.5)

 3月15日に、日銀が発表した2003年末の「資金循環統計」によれば、個人の金融資産は3年ぶりに増加に転じて1400兆円を超え1417兆円となりました。ちなみに前年の2002年末は1396兆円でした。また同時に、日米比較も発表されました。
 「資金循環統計」とは、わが国における金融機関、法人、家計といった各部門の金融資産・負債の推移などを、預金や貸出しといった各金融商品毎に記録した統計です。
 「我が国の個人金融資産は約1400兆円、その構成は国民の安全志向を反映し現預金の比率が50%を超えている。反面、米国は株式や投資信託などのリスクマネーの保有が50%に迫る。」とよく報道されます。これはこの統計から引用されているのです。

 <2003年12月末の個人金融資産の日米比較>
 金融資産 現金
・預金
債券 投資信託 株式・出資金 保険
・年金準備金
その他
日本 1410兆円 56.9% 2.5% 2.3% 7.4% 28.0% 3.0%
米国  34.3兆ドル  12.4% 9.7% 12.5% 32.4% 30.0% 3.%
  <2002年12月末の個人金融資産>
 金融資産 現金
・預金
債券 投資信託 株式・出資金 保険
・年金準備金
その他
日本  1396兆円  56.0% 3.0%  2.0%    6.2%   28.8%  4.0%
 
 
この表から個人金融資産についてに特徴をまとめてみます。
 1、国民一人当たりの金融資産では、米国は約1250万円(1ドル110円で換算)、
日本は約1100万円となります。
 2、現金・預金のウエイトをみると、日本は56.9%と高い数字を示し安全資産を好む傾向が顕著です。反して米国は株式や投資信託などのリスク資産のウエイトが高い水準となっています。
 3、ただ、我が国の金融資産には、ゴルフ場の預託金や企業年金・国民年金基金の準備金などが含まれます。
 4、純粋な個人だけでなく個人事業者も含まれますので、その分を割り引かねばいけません。個人事業者が持つ金融資産は500兆円くらいと推計されています。
 「資金循環表」からこの1年間の変化についてまとめてみます。
 1、株式・出資金の残高が、対前年20.3%増の104兆円に増加しています。ただ取引額は減少しており、株価上昇で評価価額が増えているのです。
 2、外貨建て資産が増加しています。対外証券取引は対前年約6割増、外貨預金は過去最高で同じく約24%増になつています。
 3、家計が手元に持つ資金は1954年の統計開始以来初めて「資金不足」となりました。給与、株売却、保険解約などで増えたお金よりも、消費や借金返済などで減ったお金のほうが多かったのです。

 
同時期に実施された、金融広報委員会「家計の金融資産に関する世論調査」によると、
2人以上の世帯での金融資産の保有平均額は約1460万円、中央値は850万円です。

また、貯蓄のない世帯が2割あるようです。それに対して借入額は1247万円です。
金融資産保有高(平均額) 預貯金 投資信託 株式 簡保・生保 その他
    1460万円 62.5%  1.5% 6.6%  17.8% 11.6%

 いかがですか、ご自身の金融資産と比較されては?

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