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NO。125 ライフスタイルと保険 A  (2004.3.22)
  福井新聞の新情報誌「おとな日・3月7日号」/「悠々マネー塾:幸せのツクリカタ」 より転載
 *福井新聞が新情報誌「おとな日」を毎月第1日曜日に発刊します。
  私が代表を務めますファイナンシャル・プランナーのネットワーク「水仙スタディグループ」が
  悠々マネー塾を共同執筆しています。
 

   
 大学を無事に卒業し、地元の企業に就職も決まり、家でのんびりしていたA君のところに、古くから知り合いの生命保険セールスレディが尋ねてきました。
  セールスレディ :
「お父さんお母さんにはいつもお世話になっているのよ。私に任せておけば大丈夫だからね。死亡保障は2千万円、入院保障が日額1万円。15年更新型でいいでしょう。その他セットで各特約も付けられるわよ」
  A君 :
「2千万円という金額はどこから算出されたの?」
  セ :
「普通このくらいはみんな入っているのよ」
  A君 :
「普通って?それじゃ自分が死亡した場合、誰に保険金が入るの?」
  セ :
「お父さんに入ります」

 
A君は今まで、保険のことは両親に任せっきりだったので、自分なりに考えるといくつかの疑問もわいてきます。「自分が死んで、2千万円の保険金が父親のものになる?そんなに必要なのかな?」とA君。
 新社会人にとっての生命保険の入り方は、保険会社の言うままという少なくないようですが、「みんなが入っているから保障額がいくら…」とではなく、自分の「必要保障額」は一体いくらなのか、理解することが先決です。
 生命保険は必要保障額を基準に考えます。自分が死亡した時に、生活保障しなくてはならない家族がある場合や、借金があって返済が滞る場合などに用意するもので、独身のA君の場合は、両親とも会社員であり、万が一、A君が亡くなっても、その後も健在で仕事ができれば、生活を保障する必要はなさそうです。借金は聞いてみないと分かりませんが…また、医療保障で用意するのは、入院費用をはじめ、差額ベッド代、家族が看病に通うための費用、お見舞い返しにかかる費用など…ここまでが必要保障額の考え方です。
 さらに公的な保障も考慮すべきでしょう。A君の就職先に社会保障制度が整っていれば、死亡時には厚生年金の遺族年金がありますし、入院時には社会保険によって給料の60%程度保障されます。職場で、金額を確認してください。

 
これらのすべての保障を頭に入れながら不足分を生命保険で準備すればいいのです。

 「生命保険はいのちの値段」とよく言われますが、命を金額に置き換えるのではなく、「自分の収入が途絶えた時、一体誰が経済的に困るのか?」を考えて加入するもの。みんな一緒というのはありません。生命保険はそれぞれのライフスタイルによってご自身にふさわしいものに加入してください。



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