HOME  FPとは? コラム プロフィールとFP倶楽部  講演と執筆
福井から情報発信! ウイークリーおもしろコラムは如何ですか?なんとしても1年は継続します。ご意見お寄せください。

 NPO法人 日本FP協会会員
 ファイナンシャルプランナー
             
CFP® 認定者
ご意見、ご感想はこちらまで→
NO。11 大学、冬の時代  (2002.1.14)
 
 いよいよ、大学入試センター試験の本試験開始。国公立、私学の入学試験はこれからが本番です。寒い季節、受験生は健康に留意して、目指す大学への合格を祈ります。

 今、大学は冬の時代。
少子化が急速に進んで18才人口が減少し、2009年度には約120万人になります。
(ピークは92 年度の約250万人) その頃には進学希望者と定員がそれぞれ約70万人とほぼ同数か、逆転して「大学全入時代」の到来が予想されています。

 既にその兆候は現れつつあります。とりわけ最近顕著なのは、景気の低迷で家計に占める教育費の高負担に耐えられないのでしょうか「国公立志向・地元志向」の高まり、また「理高文低の実学志向」により私大文系や短大の定員割れが目立ち始めています。

 しかし一方人気校には集中、格差は大きくなるばかりです。最近、日本私立大学連盟は学校法人の倒産や廃校の危機は迫っているとして大学の破綻処理などを想定し危機管理のマニュアルを作成、公表しました。私大はまさに極寒の時代を迎えようとしているのです。

 金融広報中央委員会の「暮らしと金融なんでもデーター」によると、大学の年間授業料は私学で年間約79万、国公立で約49万、ここ3年をみても緩やかな上昇傾向にあります。親元を離れ下宿等をした場合の支出は授業料や生活費等を全て含めて、国公立で年間約180万、私学で年間約250万。この80%強が家庭からの仕送りとの事。厳しい経済不況の中、親はリストラや賃金ダウンやさまざまの社会制度のコスト負担増で可処分所得が減り青息吐息。そして大学は出たけれどフリーターでは、齧られる脛は細くなるばかりでしょう。一方大学院設置を打ち出す大学も増えており、更なる高学歴時代の到来の中、教育資金作りは家計にとって頭痛の種となって来ます。

 学生数の減少は将来授業料アップにつながる可能性も大きいと思われますが、授業料を半額にダウンする私大も出現。規制の中にある大学にも、マクドナルド・ユニクロ・吉野家現象が広がるのだろうか、固唾を飲んで見守っている人も多いのでは。


コラム目次へ戻る